川柳

小学校5年生の時担任だった先生は、生真面目で神経質そうな方でした。
特別かわいい子でもなかった私は、退屈な小学校生活だったような気がしてい
ました。でも、最近時々 先生の口癖のような川柳をおもいだします。それは、
確かに私が退屈ながらも、小学校に通っていたという記憶の証でもあるかのよ
うに、脳裏に鮮明にやきついて離れないのです。これがその川柳です。ちょっと
下品で恥ずかしいので、○の中に共通するある文字をいれてよんでみてください。
※ヒント・・・お尻からでる気体です。

ふろの○は 背中づたいに かけあがる

ズボンの○ 右と左に 泣き分かれ

布団の○ 猫もあきれて かおをだす

小学生にうけるようにこういった題材を扱った作品ばかりだったのかもしれません
が、純心だった私は それは きっと有名な大作家の川柳なのだろうと 何十年も
おぼえていました。この句が私にとっての初めての川柳 との出会いです。怖い
印象だった先生が実は 優しく面白い先生だったのだと 大人になって思うのです
先生との出会いが 私を国語好きにしてくれ、文章表現の楽しさを教えてくれたのです


つい最近 何かの新聞で読んだ 誰かさんのこんな句 非常に気に入りました!

 

若作り してもクシャミは 五十代

(ああ・・・気をつけよっ!)

 

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